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粋酔の日本酒グラス


粋酔のメニューには、常時約90種類の日本酒が載っている。
日本にある約1,200蔵の日本酒をすべて飲み尽くすことは不可能だが、今まで私が味わったたくさんの酒の中から、好きな銘柄や、ご縁があった蔵の日本酒を置いている。
獺祭スパークリングのようにボトルのみの提供もあるが、ほぼ全種類の日本酒を一律半合400円、一合800円に設定している。


飲み歩きを40年近く続けていると、素敵な店に数多く出会うことができたが、「こりゃダメだ」という店も多かった。
メニューに一合(180ml)と書いてあるのに、実際に出てきた日本酒は想定120mlぐらいしか無かったり、仕入れ価格の5倍付けぐらいの価格設定だったり、悲しいほどセンスが無い酒器で出てきたり、全国の地酒と書いてあるのに、大手酒造メーカーの酒ばかりだったり・・・・・
升に置いた小さなグラスに、ナミナミという提供のやり方も好きではない。
こぼれるともったいないし、濡れたグラスは気持ちよくないのだ。
ワイングラスで日本酒を提供する店も増えてきたが、価格設定と量に不満が残る。
一合単位でしかオーダーできない店も多く、一人飲みの時は多くの種類を楽しめないし、自分好みの酒では無かった場合、飲み切るのに四苦八苦する。





粋酔では半合(90ml)単位で、こんなグラスで提供している。
グラスの中ほどにある模様の、下のラインが90mlで、上のラインまで注ぐと120mlだ。


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ちょうどワイングラスからステム(脚)とプレート(台)を取って、ボウルだけにしたような形状だ。
吟醸系の日本酒の場合、まずスワリング(回す)して空気に触れさせると、香りが立ってくる。
飲む時にはボウルの中に鼻が入る大きさなので、味も香りも楽しめるグラスだ。
粋酔では保管上の理由から、3度設定の冷蔵庫で冷やしているので、時間をかけてゆっくり楽しむと、酒の温度が上がって味や香りの変化を楽しめる。



・・・・・などとウンチクを言ったが、美味い酒はどう飲んでも美味い。
今夜は定休日。
また明日からのご来店をお待ちしています。




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美味いのに地味な酒





店を始めてしまったぐらいに、私は日本酒が好きだ。
外食時の店選定は、日本酒の品揃えで決めているし、その店に集まる客は日本酒好きが多いので、日本酒の需要は多いように錯覚してしまうが、現実はそうではない。
戦前の昭和15年に約7,000あった日本酒の蔵元は、年々減少の一途を辿り、現在では約1,250蔵しか無いのだ。
さらに特定名称酒と呼ばれる、純米、純米吟醸、吟醸、本醸造の比率は約30%で、私の店で扱う醸造用アルコールを添加していない純米、純米吟醸となると、日本酒全体の10%程度だろう。
つまり日本酒の大部分は、糖類や調味料や醸造アルコールを添加したパック酒なのだ。

そんなニッチな純米酒をメインにした粋酔のメニューには、常時約80種の銘柄が載っている。
すべて自分が好きな酒ばかりだ。
面識がある蔵元38蔵の酒は定番として常時置き、それ以外は入れ換えるつもりで店を始めた。
開店して約三週間が経過し、売れ筋と、そうではない酒がはっきり見えてきた。

おいしいのにほとんど出ない酒その1は、長野県小布施市「松葉屋本店」の北信流(ほくしんりゅう)だ。
私の記憶では、長野県出身の日本料理店「海音」の大将と、もう一人のお客様にしか飲まれていない。


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プロフィール

suisui

Author:suisui
純米酒とワインと季節料理「粋酔」
練馬区石神井町7-1-2 市井ビル2階
03-3997-7703

西武池袋線「石神井公園」西口から徒歩2分
富士街道沿い、りそな銀行向かい側
「一軒め酒場」さんの2階

営業時間
火曜~土曜17:30-24:00
日曜   17:00-23:00

定休日:毎週月曜日&第3火曜日
店内分煙

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